降雨減衰確率推定法に関する部屋


このホームページは、国内において、30数年ぶりに、新たな降雨減衰確率推定法を提案するに至った研究の成果を示すもので、併せて、関連する情報として、無線通信における降雨による影響に関する、その他の情報についても示している。

新降雨減衰確率推定法は、広い確率範囲において実際の降雨減衰確率分布を精度良く近似できるM分布を用いるとともに、降雨強度のn乗(nは降雨減衰係数のパラメータの一つ)の空間相関係数を用いた区間積分を行うなどにより、広い確率範囲内において精度良い推定を可能とするものとなっている。 また、M分布を用いた結果、降雨減衰推定用パラメータとして、異なる累積確率における降雨強度を2点与えれば、推定を行うことができ、最新の気象庁データを基に、全国1150地点に対して0.01%値及び0.0001%値を求め、示している。推定用パラメータは、年変動の影響を考慮できるよう、MTBFの考え方を利用し安全係数の概念を導入したものとなっており、得られた降雨減衰確率が満足するであろう平均的年数を条件として与え、求めるようになっている。


本HPの内容に関するご意見等はken-ono@k8.dion.ne.jpまたは karasawa@ee.uec.ac.jpまで

INDEX

  • 降雨減衰確率推定とは

  • 新降雨減衰確率推定法
  • 既存の降雨減衰確率推定法
  • 既存推定法と新推定法との比較

    新推定法に基づく
  • 計算ツール(降雨減衰⇔確率)
  • グラフ作成ツール(降雨強度・減衰vs確率)
  • パラメータ(全国1150地点)

  • レドーム上水膜の影響

  • 降雨によるその他の影響

  • 衛星通信の降雨減衰確率推定

  • その他関連リンク

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